<ひな祭りイベント>福山ゆりミニ講和 ユダヤ人の家庭教育から見る「女の子の育て方」④
ユダヤ人の家庭教育から見る「女の子の育て方」
「女の子の育て方」の前に、自己ハブルータ
最後に、「女の子の育て方」という内容なんですけれども。私は娘が2人、息子も1人います。だからこそ本当に実感するのは、女の子と男の子って本当に違うなということです。
女の子は、ずっと共感してほしいし、話を聞いてほしい。自分の話をじっくり聞いてもらいたい。そして、お母さんの話もスポンジのように吸収していきます、その吸収力というのは、男の子とは比べものにならないほどなんですよね。
私が普段、心がけて実践しているのは、やはりハブルータ的な関わり合いです。たとえば、女の子と話すときも、ただ話すだけでなく「質問を加えて話す」ようにしています。
「もし自由な時間とお金があったらどうしたい?」
「あと1週間しか生きられないとしたら、何をする?」
「10年後、30年後、どんな暮らしをしていたい?」
小学生になれば、このくらいの問いかけもできるようになります。もちろん、「今日何食べたい?」とか、「○○ちゃんと今日は仲良くできた?」というような日常会話も大事ですが、私は女の子だからこそ、目の前のことに一喜一憂するだけじゃなく、もっと大きな視点を持ってほしいと思っていて、そういう「ちょっと広い・高い目線での声掛け」を日常生活の中に取り入れるようにしています。
それから、たとえば「私はどんな娘だろうか?」「どんな姉妹だろうか?」「どんな妻、母親になりたいだろうか?」 こういう質問を娘と一緒に話してもいいと思うんですが、まずは自分自身に問うことが大事だと思うんです。
母親自身が、「1人の娘として」「1人の姉妹として」「1人の妻・母親として」自分が日々、どうありたいか、どう生きているか。その問いを日常の中で持ち続けるかどうかで、時間が経つほどに差が出てくると思っています。
母親が普段どんなことを考えているのか、どんな質問を自分に投げかけているのか。娘たちはそういう姿を、本当によく見ています。母親の思考の“幅”や“深さ”によって、子どもの、特に娘の思考って大きく変わっていくんだなと思うんです。
だから私は、特にこの2つの質問を、皆さんにもぜひご自身に問いかけながら、“自己ハブルータ”していただきたいと思います。
ハブルータで始める「家族間の深い対話」
このイベントに参加されている、ハブルータに関心のある皆さんは、家族の中でも深い対話を習慣化したいと思っている方が多いと思います。そして、夫婦間でも本質的な会話ができるようになりたい、そういった思いや関心を持って、ハブルータに取り組んでくださっているのだと思います。
でも、対話の始まりには「問いかけ・質問」が必要です。
普段、配偶者や子どもに、どんな質問を投げかけているでしょうか?
ただの情報交換になっていないでしょうか。
自分の人生について、一度立ち止まって「これからどう生きたいのか」と考えるような、そんな問いかけができているか、自問自答していただきたいと思います。
これは、母親・妻でる以前に、一人の人間としてとても大切なことだと思うんです。
特に、子どもたちは、親(夫婦)の対話をすごくよく聞いていますよね。
お父さんとお母さんがどんなふうに会話しているか、どうリアクションしているか。それを本当にスポンジのように吸収していきます。
だからこそ、「女の子をどう育てるか」という以前に、まずは「私自身が1人の人間として、1人の女性として、どんな問いを自分に投げかけているか」、そして「1人の妻として、配偶者とどんな会話をしているか」そこを見直すことが大切なんじゃないかと思います。
「対話習慣が家庭を変え、質問力が人生を変える」
これは、日本ハブルータ教育研究会のキャッチフレーズで、ホームページにも一番最初に出てきます。
私自身、ハブルータを始めて今年で11年になります。日本ハブルータ教育研究会も今年で3年目を迎えますが、このキャッチフレーズは本当にその通りだなと日々感じています。
「対話を習慣化することは、自分自身を変えるし、家庭を変える」
「どんな問いを立てるか、どんな質問をするか、その“質問の質”によって、やっぱり人生が変わっていく」と思います。
「女の子の育て方」というテーマを通じて、まず皆さんご自身が、
「私は1人の女性としてどんな人生を生きているか」
「そして娘は、私という母親の姿から何を学んでいるのか」
そういうことを、心に留めていただきながら、この時間を締めくくりたいと思います。
本日は、ありがとうございました。