<ひな祭りイベント>福山ゆりミニ講和 ユダヤ人の家庭教育から見る「女の子の育て方」②

ユダヤ人の家庭教育から見る「女の子の育て方」

相互補完的な感性を持つ男女(父親と母親)

まずは、男女(父親と母親)が互いに相互補完的な関係を持つという話をしていきます。男性と女性というのは本当に違いますよね。皆さんも結婚されている方が多いと思うので、この部分はとても納得されると思います。
では、何が違うのかを、今日は簡単にご紹介したいと思います。
実はこれは中級講座で扱っている部分でもあるんですが、今日は「中級講座の味見」のような形でお話しします。
よく言われるのが、男性は「縦・タテの世界」、女性は「横・ヨコの世界」で生きている、ということです。
例えば、男女は同じようにお喋りをしていたとしても、‘会話をする目的’が違います。
男性は目的志向で、「結論が何か」ということがとても重要です。
一方で女性は、その関係性を重視します。
結論や終着点よりも、「いかに楽しく、心穏やかに、お互いを理解し合いながら話せるか」、そのプロセスや関係そのものを大切にしています。
男性は論理性や理性の世界が強い人たちです。
それに比べて女性は直感や感性の世界で生きている人たちです。

男性は「原理原則」や「規則」に重きを置くのに対し、女性は「調和」や「和合」を大切にします。
また、褒められて嬉しいポイントも違います。男性は、「自分がどれだけ強いか」「どれほど能力があるか」を褒められると嬉しい反面、女性は、「内面・外面の美しさ」や「優しさ」を認められると、とても嬉しく感じます。
こうして見ると、男性と女性がそれぞれ求めていることが違うというのを理解していないと、「彼はなぜ冷たいの?」「この女性とは話が噛み合わないな」と感じてしまうことが多くなると思います。
ここで、男女の持つ世界を「ひとつの家」に例えるとわかりやすいかもしれません。
家には「縦・タテの柱」が絶対に必要ですよね。でも、それだけでは立ちません。
「横・ヨコの土台」や「床」がしっかりしていなければ、柱も倒れてしまいます。
縦と横の世界が揃って初めて、家庭という「ひとつの家」が成り立つのだと思います。
特に子育てをしていると、皆さんも感じると思うのですが、
お母さんの「無条件の愛」や「共感」「寄り添ってくれる優しさ」という世界は、子供たちにとって必ず必要です。
けれども、思春期になるとそれだけでは物足りなくなってきます。
10歳、11歳と思春期に近づくにつれて、子供たちには「人生をどう生きていくのか」「(今の自分を)どう成長・達成していくのか」といった、お父さんの持つ“縦の教育”が必要になってくるんです。
この縦と横がしっかりと揃ってこそ、子育ても円滑に進むのだと思います。
ユダヤ人の家庭教育では、この縦の世界と横の世界をしっかりと補い合っていることが、大きなポイントなのです。
私たちは一つの家庭を作っていく妻であり、母親でもありますが、
一人の子を立派な成人に育てるという観点に立つならば、
「男女が違う」というのは、本当に「天から与えられた素晴らしい贈り物」なのだと思います。
この男女が、同じ目的を共有していないと、どうしても“ちぐはぐ”が起きてしまいます。
理解し合うのは簡単ではありませんが、「子育て」という視点においては、
お父さんの持つ“縦の世界”や理性的な価値観も、母親である私たちにとって必要なのではないかと、私は思っています。

父親の理性・IQ教育と母親の感性・EQ教育

ユダヤ人はどうなのかっていうのを、もう少し話していきます。
ユダヤ人は徹底した神本主義思想の下に子育てをしていきます。全ての始まりが神のもとにあると考えていて、聖書を基にした思想教育・選民思想をとても重視する人たちです。
だからユダヤ人の夫婦間でも、「神様」という存在を二つに分けて捉えています。
真理や理性、原則、原理といった「縦・タテの世界」は、お父さんが教えることができる神様の一面。
もう一つの神様の一面は「慈しみ」や「愛情」といった部分は、お母さんが教えていきます。こうして理性・IQ教育と感性・EQ教育に分けて、それぞれの役割を持って子育てをしているんですね。
このことについては、私がAmazonで出している書籍にも詳しく書いていますので、よろしければご覧になってください。
そこで、お父さんによる「真理探究」や「理性の追求」といった世界観で使われているのが、聖書やタルムードを使った経典学習です。
それら経典を学ぶツールとして「ハブルータ(対話学習)」とつながってきます。
では、お母さんはどうかというと、やはり女性は感性が豊かで、共感能力が高い人たちですから、信仰教育や奉仕といった部分を担ってきました。
このIQとEQ、お父さんとお母さんのそれぞれの特性を生かした、良き教育が一つになってこそ、ユダヤ人としての教育が成り立つという思想のもとで、ユダヤ人たちは子育てをしてきました。

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