<ひな祭りイベント>福山ゆりミニ講和 ユダヤ人の家庭教育から見る「女の子の育て方」①
ユダヤ人の家庭教育から見る「女の子の育て方」
本当に久しぶりに、ひな祭りを日本で過ごしています。
今回のイベントに際して、お雛様のずっと見返していました。
皆様もよくご存知のように、お雛様というのは天皇と皇后さまの結婚式の姿を表したものですよね。あの並び方、まさに一対の男女が並ぶシーンです。
今回「女の子の育て方」というテーマなので、女の子にフォーカスしようかなとも思ったのですが、やっぱりお雛様を見てみると、「一対の男女」ということが非常に印象的です。
それは、ユダヤ人の考え方にも通じるところがあります。
つまり、「男性は女性がいて、初めて人になる」、そして「女性も男性がいて、初めて一人の立派な人間になる」という考え方があるためです。
ですから、ただ単に「女の子をどう育てるか」という話だけではなく、せっかくですので、ハブルーターの精神、そしてその真髄であるユダヤ人の家庭教育の観点から、「女の子の育て方」というお話を、準備させていただきました。
著名なユダヤ人
著名なユダヤ人たちについては、皆さんもよくご存知だと思います。たとえば、アインシュタイン、スティーブン・スピルバーグ、マーク・ザッカーバーグなど、本当にたくさんのユダヤ人が、様々な分野で突出した能力を発揮していることはよく知られています。私の著書(Amazonでもご紹介している本)にも詳しく書いていますが、彼らユダヤ人は世界人口のわずか0.2%、約1500万人しかいない非常に少数の民族です。にもかかわらず、世界に大きな影響力を持っているという点はとても重要だと思います。
ところで「ユダヤ人ってみんなユダヤ教徒なの?」という疑問が浮かぶかもしれませんが、実はそういうわけではありません。ユダヤ人だからといって、皆が皆、いわゆる唯一神を信仰するユダヤ教徒というわけではなく、無神論者の人もいますし、キリスト教徒のユダヤ人もいます。さまざまな宗教を持つユダヤ人がいるのです。
ですから、たとえば先ほどの3人(アインシュタイン、スピルバーグ、ザッカーバーグ)が実際にユダヤ教徒だったのかどうかという点については、疑問が残る部分もあるかもしれません。ただし、たとえ彼らがユダヤ教を信仰していなかったとしても、ユダヤ人としての家庭で育ち、ユダヤ人コミュニティの中で多くの影響を受けてきたということは、間違いなく言えると思います。
育児の目標は「選民教育」
過去10年間、私がユダヤ人の家庭教育というものを勉強していく中で、特に感動した部分がありました。今日はその点を少しお伝えしたいと思います。
まず、両親、父親と母親が家庭の中には必ず存在しています。この父親と母親の役割をきちんと分けて子育てをしているという点に、私は10年前ユダヤ人の家庭教育に触れたとき、非常に感銘を受けました。
なぜかというと、今の時代は「ジェンダーレス」、つまり男でも女でもなくていい、男は男らしくなくてもいい、女の子も女の子らしくなくていい、というような風潮が、私の10代〜20代くらいからどんどん本格化してきた時代だったため、とても新鮮でもありながら、本質的な内容だと思ったからです。
独身時代(特に10~20代前半までは)特に男性と女性の違いを感じることなく、勉強し、社会生活を送ってきた私でしたが、実際に子どもを産み、親になってみると、やっぱり父親は父親であり、母親は母親であり、この二人がそれぞれの役割を持って子育てをすることが「正解」であり、その違いこそが良きシナジー(相乗効果)を生み、家庭にハーモニー(調和)が生まれる、ということを生活の中で実感してきました。
ですから、このユダヤ人の家庭教育が、いわゆる「ジェンダーレス」ではなく、「ジェンダーロール」、つまり性別による役割をきちんと分けて子育てをしているというところは、今の時代にこそ必要なのではないかと思い、今日はご紹介したいと思いました。
ユダヤ人というのは、そもそも特別な選民意識を持っている人たちです。皆さんもよくご存知だと思いますが、「ユダヤ人としての選民意識」、つまり“神によって特別に選ばれた民”としての教育を、家庭の中でどう実践していくかが非常に重要なのです。
そして、この「男と女」「父親と母親」という両親は、それぞれ男性として・女性としての特性を生かしつつ、同じ目的を持って「子どもを良き選民として育てていこう」という明確な目標のもとに育児をしています。
こういった姿勢は、他の民族にはあまり見られない、ある意味でユダヤ人特有のものであり、他の少数民族や一般的な家庭と比べても、際立っている点だと私は思いました。