ハブルータに出会って10年を振り返る ⑤

ハブルータに出会って10年を振り返る

ハブルータを学んで10年目を迎える今年。過去から現在にかけて、そして未来においてハブルータが私の人生にどんな影響をもたらしたのかを振り返る、ブログ記事を書いています。

過去の記事はこちらからどうぞ↓

①「ハブルータとの出会い」

②「ハブルータのゴールは子育てではなかった」前半

③「ハブルータのゴールは子育てではなかった」後半

④「ハブルータで変わる夫婦関係」

ハブルータに出会って10年を振り返るシリーズ’は今回の記事までとしたいと思います。(後日、またシェアしたい内容が浮かんできたら再開します!^^)

ハブルータは 私の家庭をどう変えたのか

今回は「ハブルータは、私の家庭をどう変えたのか」というテーマをお伝えします。

私たちハブ研のモットーは「対話習慣が家庭を変え、質問力が人生を変える」です。(ハブ研HPを開くと、このメッセージがまず出てきます!)

「対話習慣が家庭を変える」この点については、過去4回の記事でじっくりとシェアさせていただきました。

自分自身の心にゆっくりと耳を傾ける習慣を身に付けると、対人関係(夫婦・親子・兄弟姉妹)に変化が訪れます。自分の声を受け止め、傾聴して、自尊感を高めてこそ、相手に依存・要求しない関係性を作っていくことができます。

ハブルータにおいて最も必要なスキル「質問力」

今回は特に、「質問力」についてフォーカスしていこうと思います。

ハブルータにおいて最も必要なスキル、それは「質問力」であると断言します。どんな質問を投げかけるのか、によって「解答」が変わってくるからです。

‘善き質問は善き答えとセット’ で、現れてくるものです。その解答こそが、私の内外の成長・成熟を促す原動力となってくれます。

たとえば、こんな質問を普段から日常生活に取り入れることで、10年後、20年後、今とは違う人生を生きているのではないでしょうか。↓

  1. 私の人生において最も価値があると思うことは何だろうか?(自分の尊い時間を費やすべき優先順位を定め、物事に対する選択と集中をするようになる)
  2. 人生最期の瞬間をもし知ることができ、準備できるなら、今私は何をするだろうか?
  3. 私が価値視することを成すために、今年から3年間は何をするべき?(今学期は? 今月は? 今週は? 今日は? と段々、現在に近づけていく…)

有能で経験深いインタビューアーは「インタビュー相手自身も思ってもいなかった答え」を引き出す鋭い質問力を持っています。私たちも自分自身の質問力をアップすることで、「自分と相手の潜在能力を引き出す」ことができるようになってくると思います。

私が10年間やってきたこと

ハブルータに出会った10年前の私は、こんな質問から最初の一歩を始めました。

「お金を掛けずに、賢い子に育てたい。周りに振りまわれず、信念を持って幸福な子育てをしたい。どうすればいいのか?」

「実家の両親と私のような、表面的な会話でなく、本質的で深い親子間(夫婦間)の会話ができる家庭を築きたい。どうすればいいのか?」

ハブルータの深さ、素晴らしさを味わった後、私の質問はこう変わっていきました。

「私だけが子育ての悩みを抱いているわけではない。特に同年代の初心者ママ、これからママになっていく女性たちにハブルータ教育法・対話法を分かち合い、子育て・結婚生活に生かしてもらいたい。より多くの人にハブルータを実践してもらうためには、どうすればいいのか?」

こう自身に質問をすることで、段々と解答を得ることができ、さらに考えで終わるのではなく「実践すること」で確信を深めていきました。

上の質問に対して、私が10年間やってきたことは下記の通りです。↓

  • 2015年から3年間、在韓日本人ママ友や近所の韓国人ママ友との「ハブルータ同好会」を立ち上げ、継続しました。
  • 家庭以外でもハブルータ経験を踏みながら、(まだ日本には伝わっていないため)より多くの日本人へハブルータ教育法を伝えてきたいと思っていた矢先に、2018年から知人に声をかけてもらい、日本語による記事発信(https://hotnews8.net/family/jewish-education/)を始めました。
  • これらの記事を連載していくことで徐々に、第3者にハブルータを教えるための体系立った理論性を持つことができるようになりました。
  • 連載記事を書き出して2年目、2020年末に長年の夢だったアマゾン電子書籍デビューを果たすことができました。
  • 2021年にはオンライン・ハブルータ絵本講座をスタートさせ、2022年2月には日本ハブルータ教育研究会を発足することになり、今に至ります。

もちろん、この間家庭でのハブルータ育児は継続していました。3歳だった長女が今年で中学生になりました。

思春期の悩みを一緒にハブルータしながら、親子の会話に深さや広さが加わっています。小学校高学年になった息子の論理立った説明に、たまに負けてしまうことがあるのが悔しい反面、頼もしくもあります。

質問力が どうやって人生を変えていくのか?

こうやって過去の実践を一つ一つ思い返せば、感謝の一言に尽きます。10年間、私は沢山の題材、そしてペアの方によって成長させていただきました。ハブルータは一人でもできますが、ペアの方によって新しい気づきと発見、自己成長を遂げることができます。自分自身の小さな殻を破り、世界観を広げるためには沢山の方とのハブルータ体験が必須となってきます。

もちろん、見る人にとっては私の辿って来たプロセスは、小さな挑戦の連続にしか過ぎないかもしれません。

けれども何か一つ新しい挑戦をするときは、いつも緊張と恐怖が先立っていました。

そのたびに「私は何のために、この新しい挑戦をしようとしているのか?」こう自分自身に問いかけ、家族にも相談しながら乗り越えてきました。

私の行動・実践の原動力、それは「自分のためではなく、利他的な理由」でした。だからこそ、私は挑戦し続ける勇気と継続力を得ることができたと思っています。(自分のためだったら、きっと続けることはできなかったと思います…)

「質問力が、どうやって人生を変えていくのか?」
もし誰かにそう聞かれるとすれば、私の解答はこれです。

「自分自身へ質問を繰り返すことで、より広く、より大きく自分の潜在能力を開花させることができる」そして、「過去のハブルータ体験の毎瞬間が、私を俯瞰させるきっかけとなり、内外ともに成熟していく機会となった」と。

10年間ハブルータを続けたら 子供たちの人生100年が幸福になる

ハブルータは各自の潜在能力を開花させる力を持っていると、私は断言できます。私自身が10年間それを実証してきました。ハブルータというツールは、これからの私と、私の家庭の10年後、20年後、さらには孫の代にまで影響を及ぼしていくだろうと確信しています。

「10年間ハブルータを続けたら、子供たちの人生100年が幸福になるよ」10年前に、そう私に語ってくれたメンターの言葉を心に刻みながら、今日もコツコツと、家庭での実践を継続していきたいと思います。

ひとまず「ハブルータに出会って10年を振り返ってシリーズ」は、これで終わりとさせていただきます。お付き合い下さり、ありがとうございました!

また後日、別のテーマで福山ゆり代表ブログ記事をアップデートしていきたいと思います。お楽しみに!^^

 

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