♪音楽と向き合う
「音楽ハブルータ」というワードを 初めて聞きました。
そこで、さっそく「りん子さん、おしえて~!!」
十数年前の「はじまりのエピソード」をご紹介します。
「見えないけれども在る」ものを感じる感性を養ってほしくて、
幼い息子にバイオリンを習わせました。
週に三回、雨の日も風の日もバイオリンを抱えてバスを乗り継ぎ、
楽団員養成のための音楽学校というところに通いました。
それは子も親も大変な努力だったんです。
親の思惑は全然外れていました。
音楽学校の何年か目の試験に落ち、これ以上続けられなくなって以来、
バイオリンはケースに入ったまま、ただの一回も触られることなく部屋の隅で埃をかぶっています。
もう大人になった息子が最近、
実は「バイオリンなんてやりたくなかったんだ」と言いました。
もっと別のこと、
スポ-ツとかをしたかったらしいのです。
がっかりしている私に悪いと思ったのか、
「でも、こどもオ-ケストラはすごく面白かったよ。ほんとはオ-ボエをやってみたかった」と言ってくれました。
やりたくもないものを半強制的にやらせてしまった申し訳なさもあって、
せめて、
やってみたかったと言ってくれたオーボエの演奏をインタ―ネットで探してみました。
息子と探していくと、
まろやかで深みのあるオ-ボエ演奏に行き着きました。
その演奏は何か大切なことを話しているように感じました。
「いいね-、オーボエ」と
二人で顔を見合わせ、「何を語っているのかな」…。
これが音楽ハブル-タの第一歩でした。
今ハブル-タのツールを通して、
音楽という見えない世界に向き合っています。
さすが!りん子さんですよね(^^)
挫折の思い出が、突然、新しい扉を開くきっかけになるなんて素敵です
「見えないけれども在る」ものを感じる感性は、きっと親譲り・・・ですね。